2歳のトイレトレーニングが進まないのは普通?嫌がる理由と焦らない関わり方

2歳の子どもと母親がリビングで静かに向き合い、落ち着いた時間を過ごしている家庭の様子

「2歳になったのにトイレトレーニングが進まない」 「誘うと嫌がるし、全然やる気がなさそう」 そんな悩みを抱えて、このページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

周りの子がトイレでできたという話を聞いたり、 「そろそろ始めたほうがいいのかな?」という情報を目にすると、 どうしても焦る気持ちが出てきますよね。

でも、保育士としてたくさんの2歳児を見てきた中で感じるのは、 2歳でトイレトレーニングが進まないのは、ごく自然なことだということです。

この記事では、2歳のトイトレが進まない理由を年齢特有の発達から解説し、 親子ともに気持ちがラクになる関わり方をお伝えします。

2歳でトイレトレーニングが進まないのはよくあること

まず知っておいてほしいのは、2歳でトイトレが順調に進む子のほうが少数派だということです。

保育園でも2歳児クラスでは、

  • トイレに入るのを嫌がる子
  • 座るのを拒否する子
  • 座ってもすぐ立ってしまう子

といった姿が本当によく見られます。

それは「できない」からではなく、 まだ心も体も準備の途中だから。

2歳は発達の個人差がとても大きい時期です。 月齢が数か月違うだけで、できること・感じ方は大きく変わります。

「進まない=遅れている」と決めつける必要は、まったくありません。

日本の家庭のリビングで、母親と2歳くらいの幼い子どもが床に並んで座っている日常シーン。 子どもはおもちゃで遊び、母親はそばで穏やかに見守っている。

2歳のトイレトレーニングが進まない主な理由

体の準備がまだ整っていない

トイレで排泄するためには、実は高度な体の発達が必要です。

具体的には、

  • おしっこを膀胱にためられる
  • 出そう・出たという感覚がわかる
  • ある程度、排泄の間隔があく

といった条件がそろう必要があります。

2歳前半では、まだこれらが十分に整っていない子も多く、 トイレに座っても出ないのは珍しいことではありません。

この場合、頑張らせても成果は出にくく、 成長を待つことが一番の近道になります。

イヤイヤ期と重なっている

2歳といえば、多くの子がいわゆる「イヤイヤ期」に入る時期です。

  • 自分で決めたい
  • 指示されるのが嫌
  • なんでも「イヤ!」と言いたい

こうした気持ちが強くなるため、 「トイレに行こう」という誘い自体を拒否することがあります。

これはトイレが嫌なのではなく、 主導権を握りたい気持ちの表れであることも多いです。

トイレが怖い・不安な場所になっている

大人にとっては当たり前のトイレですが、 2歳の子どもにとっては不安要素がたくさんあります。

  • 流す音が大きい
  • 空間が狭くて暗い
  • 便座が冷たい、ぐらつく

こうした小さな「怖い」が積み重なり、 トイレそのものを避けるようになることもあります。

トイレの前で立ち止まり、中をのぞいて迷っている2歳の子どもの後ろ姿

2歳のトイトレは「成功」より「慣れる」が目標

2歳のトイレトレーニングで大切なのは、 トイレでできることを目標にしすぎないことです。

この時期のゴールは、

  • トイレに入れた
  • 座れた
  • 嫌がらなかった

といった「慣れる経験」を積むこと。

実際、保育園でも2歳児には 「出なくてもOK」「座れたら花丸」というスタンスで関わります。

成功体験を積むことで、 「トイレは怖くない」「行っても大丈夫」という気持ちが育っていきます。

2歳のトイレトレーニングでやってよかった関わり方

誘い方は「提案」に変える

「行きなさい」ではなく、

  • 「トイレ行ってみる?」
  • 「一緒に行ってみようか」

といった、選択肢を残す声かけがおすすめです。

イヤと言われたら、無理に連れていかなくて大丈夫。 断れる安心感が、次の「行ってみよう」につながります。

生活の区切りで声をかける

時間だけで誘うよりも、

  • 起きたあと
  • 外出前後
  • お風呂の前

といった生活の区切りは、トイレに誘いやすいタイミングです。

できたことを大きく喜ぶ

出なくても、

  • 座れたね
  • トイレに行けたね

と、行動そのものを認めてあげましょう。

母親が2歳の子どもと目線を合わせて優しく声をかけている家庭の一場面

2歳でトイレトレーニングをやめても大丈夫?

「嫌がり方が激しい」 「親のほうがしんどくなってきた」 そんなときは、一度トイトレをお休みするのも立派な選択です。

保育園でも、無理に続けるより、 少し間を空けたほうがスムーズに進むケースはとても多いです。

再開の目安は、

  • 子どもがトイレに興味を示し始めた
  • 親の気持ちが落ち着いた

この2つがそろったとき。

「今はその時期じゃないだけ」 そう考えると、気持ちが少し軽くなります。

保育士として伝えたい、2歳トイトレで一番大切なこと

2歳のトイレトレーニングで何より大切なのは、 安心できる経験を積むことです。

失敗しても受け止めてもらえた、 嫌だと言っても尊重してもらえた、 そんな記憶が、次の「やってみよう」につながります。

今は進んでいなくても、 この先ずっとオムツの子はいません。

どうか比べすぎず、 今日まで頑張ってきたご自身をねぎらってあげてください。

夕方の室内で並んで座る母親と2歳の子どもの後ろ姿が印象的な家庭の風景

まとめ

2歳のトイレトレーニングが進まないときは、

  • 体と心の準備が途中
  • イヤイヤ期と重なっている
  • 慣れる段階にいる

という可能性が高いです。

焦らず、その子のペースを大切にすることが、 結果的に一番の近道になります。

・・・今日も一日ちはるびより

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