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保育園のお迎えの時間は何時くらいに行けばよい?
保育園のお迎えの時間はどうなっているのでしょうか。認可保育園と認可外保育園ではちょっと事情が違ってきます。
認可保育園の基本的な保育時間の考え方
認可保育園の場合、保育の必要性の認定の時に、保護者の就労時間によって、下の2つの保育時間区分のどちらかの認定を受けています。
保育標準時間・・・保護者の就労時間週30時間以上の場合
保育短時間・・・・保護者の就労時間週30時間未満の場合
最大利用時間は保育標準時間の場合、月~土 1日11時間、保育短時間の場合は、月~土 1日8時間と決められています。
この最大利用時間というのは、めいっぱい利用しても良いというわけではありません。就労時間に合わせて、お迎えの時間を保育園に知らせておいて、基本的には約束した時間に迎えに行くことになります。
開所時間、保育標準時間の時間帯、保育短時間の時間帯は市町村や保育園によって、異なりますが、一般に開所時間は 7:00~19:00で、そのうち保育標準時間は7:30~18:30、保育短時間は9:00~17:00という具合でしょうか。
ですから、お迎えの時間はだいたい16:00~18:00くらいが一般的で、そのうちの約束している時間ということになります。
そして、お迎えが遅れてこの利用時間の範囲を超える場合は、基本的には延長保育料が発生します。
認可外保育園の保育利用時間
認可外保育園の場合は、施設によって、保育時間の設定はいろいろです。保護者の就労時間には関係なく、20時あるいは22時まで、預かってくれるところもありますし。場合によっては、24時間対応の保育園もあります。
いずれにしてもお迎えは、認可保育園と同じようにお迎えの時間を保育園に知らせておいて、基本的には約束している時間に迎えに行くことになります。
保育園のお迎えのとき気をつけたいことは?
1日の仕事も慌ただしく終わり、保育園に近づくと、子供の顔が浮かんできます。お迎えがきて、親の顔を見たとたん、おもちゃも置いたまま駆け寄ってくる子供たち、そんな表情を見ると、保育士としてはホッとします。なかには、1日我慢していたのか、安心して泣き出す子もいます。やっぱり、子どもたちも頑張っているんです。
そんなお迎えのときですが、こんなことに気をつけておきましょう。
お迎えの時間は守りましょう
保育園、保育士がいちばん困るのが、約束の時間にお迎えにきてもらえないことです。お迎えの時間は厳密なものと考えましょう。時間は必ず守り、遅れそうなときは早めに連絡しましょう。
約束に時間になっても連絡もない場合、何かあったのではと心配しますし、子どもたちがあなたのお迎えを心待ちにしています。連絡があれば、子どもたちに、遅れる理由やどのくらい待てばよいか、伝えることもできます。お迎えが来なくてちょっと不安な子どもたちにも話してあげると、結構安心して、お迎えを待つことができます。
仕事の都合で、早く帰れるときは、できるだけ早くお迎えしてあげてください。思っていたより早くお迎えがあると、子どもたちのうれしさが違います。
お迎えの時間が早くなる場合も連絡していただけると、ありがたいです。帰る前にトイレに連れて行ったり、荷物の準備もあるので、焦ったりしないようにご協力を。
子どもたちに挨拶はきちんとしましょう
子どもたちにきちんと、ただいまの挨拶と、1日頑張ったことへのねぎらいの気持ちを伝えましょう。子どもたちも今日一日あったこと、話したいことがいっぱいあるはずです。。離れていても、会いたかったことをしっかり、伝えてあげると、いろんなことをいっしょうけんめい話してくれますよ。
それから、私たち、保育士も人間です。「今日も一日安心して仕事ができました。」という気持ちで、「ありがとうございました。」とちょっといっていただければ、気持ち良く1日を終わることができます。
お迎えに行く人が代わる時は連絡をしましょう
お迎えの時間は決まっていることはわかっていても、いろいろな状況で、時間に間に合わなかったり、いけなかったりということがでてきますよね。
お迎えにいけないので、代わりに祖父母やベビーシッターさんなどにお願いするときには前もって連絡してください。朝の時点で、わかっていれば、連絡ノートに書いておけば安心です。
間違っても親の元に届かないということがないように、お迎えは親族でも両親の承諾がないと、子どもを引き渡すことはできません。送迎カードを持っている人や前もって写真を登録しておかなければ引き渡すことができないなど、厳格なルールがある保育園もあります。
お迎えの時ちょっと困ってしまうこと
いつも、延長保育になる時間ぎりぎりにお迎えに来られる方があります。時には時間が過ぎてしまうこともあるのですが、お仕事も大変だということもわかっているし、タイムカードなんかがあるわけでもないので、目をつぶっていることも多いんですが、それが当たり前だという態度で来られると、困ってしまいます。
スーパーのレジ袋を堂々と持ってこられるママにも困ったものです。認可保育園の場合は「就労時間+通勤時間」で保育時間が認定されているので、基本的には買い物でスーパーに寄ってお迎えに行くことはだめなんです。レジ袋でないバックに隠すとか、自転車のかごに載せておくとか、ちょっと配慮して欲しいですね。堂々と、レジ袋持ってこられると、注意しないわけにはいけないし、注意するとどちらも良い気持ちしないので、ちょっと考えてくださいね。
お迎えの時間のいちばん忙しいときに、子どもについての相談にのって欲しいとか、クラスや廊下でママ友との長話に花を咲かせていることありませんか。相談があれば、前もって連絡していて欲しいし、場合によっては時間を改めて対応したいと思います。「じゃまだ!」とはいいませんが、長話する時間があったら、早く帰って子どもたちと過ごして欲しいと思います。
保育園のお迎えのとき気をつけたいことのまとめ
認可保育園のお迎えの時間は16:00~18:00ごろで、保育園にお知らせしている時間になります。保育標準時間の時間帯、保育短時間の時間帯からお迎えが遅くなるときは、延長保育料が必要になります。
保育園のお迎えのとき気をつけたいことは?
お迎えの時間は厳格に守りましょう。
お迎えが遅れるとき、早くなるときは保育園へ連絡してください。
子どもたちに挨拶はきちんとしましょう
一日頑張ってくれた気持ちをしっかり受け止めてあげてください。
お迎えに行く人が代わる時は連絡をしましょう
基本的に両親の承諾がなければ、子どもを引き渡すことはできません。
前もって、保育園へ連絡してください。
お迎えの時ちょっと困ってしまうこと
・時間ぎりぎりのお迎え。
・お迎え前の買い物はNGです。
・クラス、廊下での長話はほどほどに。
・・・今日も一日ちはるびより