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保育園の入園申請で、多くの保護者が悩むのが「入園希望理由」の書き方です。
「例文通りでいいのかな?」「この表現で減点されない?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
実は、入園希望理由は上手な文章を書く場所ではありません。
大切なのは、自治体職員が家庭の状況を正しく判断できるかどうかです。
この記事では、保育士としての現場感覚と、自治体審査の視点を踏まえ、 「評価しやすい表現」「評価しにくい表現」を具体的にチェック形式で解説します。
書き終えたあとに、ぜひ最終確認として使ってください。
自治体職員は入園希望理由をどう見ている?
入園選考は、限られた枠を公平に振り分けるため、 点数(指数)を基準に行われます。
入園希望理由は点数そのものではありませんが、
-
- 家庭で保育が本当に困難か
- 就労・介護・疾病などの事情が明確か
- 他の提出書類と整合性があるか
を判断する補足資料として読まれます。
感情的に共感できる文章よりも、
「状況が想像でき、判断に使える文章」が評価されやすいのが実情です。

【チェック①】事実が具体的に書かれているか
評価しやすい表現
- 「週5日、9時〜18時勤務」
- 「通勤に片道60分かかる」
- 「◯年◯月に復職予定」
評価しにくい表現
- 「忙しい」「余裕がない」だけで終わっている
- 具体的な勤務状況が書かれていない
- 読み手が想像しないと分からない
自治体職員は、事実をもとに判断します。
数字や状況が一つ入るだけで、評価しやすさが大きく変わります。
【チェック②】感情ではなく「生活上の困難さ」を説明しているか
評価しやすい表現
- 「長時間集中が必要な業務がある」
- 「見守りが必要な家族がいる」
- 「ひとり親で日常的な支援がない」
評価しにくい表現
- 「限界です」「とても大変です」
- 気持ちだけが書かれている文章
つらさを書くこと自体は悪くありませんが、
評価につながるのは「生活への影響」です。

【チェック③】子どもの視点が一文でも入っているか
保育園は「保護者のため」だけでなく、
子どもの生活の場でもあります。
評価しやすい表現
- 「生活リズムを整える必要がある」
- 「同年代の子どもとの関わりが増える時期」
- 「安心して過ごせる環境が必要」
評価しにくい表現
- 子どもについて一切触れていない
- 「教育のため」だけで具体性がない
一文で十分なので、子どもの姿を必ず入れましょう。

【チェック④】書類との矛盾・盛りすぎがないか
評価しやすい表現
- 就労証明書・申立書と内容が一致している
- 「できない理由」が現実的
- 表現が一貫している
評価しにくい表現
- 在宅勤務なのに「一切保育できない」
- 祖父母が近居なのに一切触れない
- 「常に」「絶対に」など極端な言い切り
疑問が生じる文章は、慎重に扱われやすいことを意識しましょう。
【チェック⑤】お願い文ではなく説明文になっているか
評価しやすい表現
- 「〜のため、家庭での保育が困難な状況です」
- 「以上の理由から、入園を希望しています」
評価しにくい表現
- 「どうか入れてください」
- 「入れないと困ります」
入園選考は公平性が前提です。
落ち着いた説明文の方が、結果的に伝わりやすくなります。

【ミニ添削】評価されやすい文章に直す例
Before(評価しにくい)
仕事と育児で毎日大変で、家で子どもを見る余裕がありません。
After(評価しやすい)
週5日勤務で、勤務日は帰宅が18時半頃となるため、家庭で十分な保育時間を確保することが困難な状況です。
自治体職員に伝わる入園希望理由の黄金ルール
- 事実(数字・状況)を中心に書く
- 感情より生活への影響を書く
- 子どもの視点を一文入れる
- 書類全体で矛盾がないか確認する
特別な言葉や上手な表現は必要ありません。
「判断しやすいかどうか」を基準に読み直してみてください。

まとめ
入園希望理由は、選ばれるためのアピール文ではなく、
家庭の状況を正しく伝えるための説明文です。
この記事のチェックを通して見直せば、
自治体職員にも伝わりやすく、安心して提出できる文章になります。
・・・今日も一日ちはるびより
関連リンク
- ▶ 保育園入園希望理由の書き方を基礎から解説した完全ガイド
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