保育園のハロウィン、親は何を準備する?仮装・持ち物・前日に確認したいこと

保育園のハロウィン行事について保護者と子どもが話している様子

10月が近づくと、保育園でもハロウィンの飾りを見かけるようになります。

かぼちゃやおばけの飾りを作ったり、歌や絵本を楽しんだり、園によっては仮装をしてハロウィン会を行うこともあります。

園から「ハロウィン会をします」というお知らせをもらうと、楽しみな反面、

「仮装はどのくらい準備すればいいの?」

「衣装は手作りしないといけない?」

「お菓子は持って行くの?」

「ほかに準備するものはある?」

と迷う保護者の方もいるのではないでしょうか。

ハロウィン行事は園によって内容が大きく違うため、まず大切なのは「園からのお知らせを確認すること」です。

豪華な衣装を用意することよりも、子どもが安全に、無理なく楽しめる準備をすることの方が大切です。

この記事では、保育園のハロウィンを迎える前に保護者が確認しておきたい仮装、持ち物、お菓子、前日の準備などを、保育士の目線からお伝えします。

保育園のハロウィン行事について保護者と子どもが話している様子

保育園のハロウィンは園によって内容が違います

一口に「保育園のハロウィン」といっても、内容は園によってさまざまです。

子どもたちが作ったお面をつけて楽しむ園。

先生が用意した簡単な衣装を着る園。

家庭から仮装をして登園する園。

園内を歩きながら「トリック・オア・トリート」を楽しむ園。

特別な仮装はせず、絵本や歌、制作を中心に楽しむ園もあります。

そのため、ほかの家庭やインターネットの情報を基準に準備するよりも、まず園から配られたお知らせを見ることが大切です。

最初に確認したいのは「家庭で何を準備するか」

園からのお知らせが届いたら、次のような点を確認してみてください。

・仮装は家庭で準備するのか
・仮装した状態で登園するのか
・園で着替えるのか
・衣装に決まりがあるのか
・普段着でも参加できるのか
・特別な持ち物が必要なのか
・お菓子を持参する必要があるのか

書かれていないことまで準備する必要はありません。

分からないことがあれば、送迎のときなどに先生へ確認しておくと安心です。

保育園のハロウィン仮装は豪華でなくても大丈夫

「ハロウィン」と聞くと、かわいいドレスやキャラクターの衣装を思い浮かべる方も多いでしょう。

でも、保育園の行事では、必ずしも本格的な衣装が必要とは限りません。

子どもにとっては、いつもと少し違う服を着たり、帽子やマントをつけたりするだけでも十分特別な体験です。

市販の衣装でも手作りでも構いません

園から特別な指定がなければ、市販の衣装でも家庭で作った衣装でもよいでしょう。

大切なのは、

「手作りだからよい」

「高価な衣装だからよい」

ということではありません。

保育園では、子どもたちが一緒に楽しむことが中心です。

家庭の負担にならない方法で準備して大丈夫です。

黒やオレンジの普段着に、小さな帽子やマントを合わせるだけでもハロウィンらしくなります。

普段着の上からさっと羽織れる短めのマントなら、着替えもしやすく、初めてのハロウィン仮装にも取り入れやすいですね。

子どもが嫌がったら無理に着せなくても大丈夫

衣装を用意したのに、当日の朝になって、

「着ない!」

「これいや!」

となることもあります。

特に1歳、2歳ごろは、普段と違う服や帽子を嫌がることがあります。

せっかく準備したものなので着てほしい気持ちは分かりますが、無理に着せると、ハロウィン会そのものが嫌になってしまうこともあります。

そんなときは、

「帽子だけにしようか」

「マントは持って行こうか」

など、少しだけ参加できる形でも十分です。

園に着いて友だちの姿を見ると、「やっぱり着る」と気持ちが変わる子もいます。

動きやすいハロウィン衣装を着た保育園児

仮装で一番大切なのは「動きやすさ」と「安全」です

保育園では、ハロウィンの日でも子どもたちは歩いたり、しゃがんだり、遊んだりします。

そのため、見た目だけでなく、動きやすさも大切です。

長すぎるマントやスカートは注意

床につくほど長いマントやドレスは、踏んだり引っかかったりすることがあります。

特に小さな子どもは、自分で衣装を避けながら歩くことがまだ難しいことがあります。

マントやスカートは、子どもが歩いたりしゃがんだりしても邪魔にならない長さが安心です。

顔全体を覆うマスクは園のルールを確認

おばけやヒーローのマスクなど、顔全体を覆うものは視界が狭くなることがあります。

また、ほかの子が怖がってしまう場合もあります。

園によっては使用できないこともあるので、持たせる前に確認しておくとよいでしょう。

小さな飾りや取れやすい部品にも注意

ボタンのような小さな飾り、ビーズ、スパンコールなどが簡単に取れる衣装は、小さな子どもがいる保育園では注意が必要です。

兄弟の衣装を再利用する場合も、一度全体を見て、取れそうな部品がないか確認しておくと安心です。

靴は普段履き慣れているものが安心

衣装に合わせて特別な靴を履かせたくなることもありますが、保育園では普段履き慣れている靴の方が安心です。

園から特別な指示がなければ、いつもの靴で十分です。

1歳・2歳・3歳の仮装はどんなものがいい?

年齢によって、衣装への反応も少し違います。

1歳ごろは普段着に近いものがおすすめ

1歳ごろは、普段と違う服を嫌がることがあります。

かぼちゃ色の服。

黒い服。

小さなベスト。

取り外しできる簡単な飾り。

など、普段着に近い形なら抵抗が少ないことがあります。

帽子やカチューシャも、嫌がれば無理につけなくて大丈夫です。

2歳ごろは自分で選べると楽しめることも

2歳ごろになると、

「これがいい!」

という好みが少しずつはっきりしてきます。

衣装を2つくらい見せて、

「どっちがいい?」

と選んでもらうのもよいでしょう。

自分で選んだものなら、喜んで着てくれることがあります。

3歳ごろは「なりたいもの」が出てくることも

3歳ごろになると、

「魔女になりたい」

「かぼちゃがいい」

「プリンセスがいい」

など、自分のイメージを持つ子も増えてきます。

できる範囲で希望を聞きながら準備すると、当日を楽しみに待てるようになります。

ただし、園によって衣装の決まりがある場合は、その範囲で選んであげてください。

かぼちゃモチーフの衣装は、ハロウィンらしさが分かりやすく、写真にも残しやすい定番の仮装です。保育園で使う場合は、丈や飾りが活動の邪魔にならないものを選び、サイズ表も確認しておきましょう。

保育園のハロウィンにお菓子は持って行く?

ハロウィンといえば、お菓子を思い浮かべる方も多いでしょう。

でも、園から持参するよう案内されていない場合は、家庭からお菓子を持たせない方がよいでしょう。

保育園では、アレルギーへの配慮や誤飲・誤嚥防止、家庭ごとの食事方針などから、食べ物の持ち込みに決まりを設けていることがあります。

「みんなに配りたい」場合もまず園へ確認

「せっかくのハロウィンだから、お友だちにお菓子を配りたい」

と思うこともあるかもしれません。

しかし、個人的に食べ物を配ることを認めていない園もあります。

善意で用意したものでも園で受け取れない場合があるため、事前に確認することが大切です。

園でお菓子が配られる場合は、園側で内容を確認した上で準備していることが多いです。

家庭から追加で準備する必要はありません。

ハロウィン当日の持ち物を確認しましょう

仮装以外にも、園から特別な持ち物を指定されることがあります。

たとえば、

着替えを入れる袋。

衣装を持ち帰る袋。

いつもの着替え。

タオル。

通園バッグ。

などです。

特に衣装から普段着へ着替える園では、衣装を入れる袋が必要になることがあります。

衣装や袋には名前を忘れずに

ハロウィンの日は、似たような帽子やマントが集まることがあります。

「同じ黒いマントが2枚ある」

ということも珍しくありません。

衣装、帽子、袋など、園へ持って行くものには名前を書いておきましょう。

見えるところに大きく書く必要はありませんが、先生が確認できる場所に名前があると助かります。

保育園のハロウィン前日に衣装と持ち物を準備する親子

ハロウィン前日に確認しておきたいこと

当日の朝になって慌てないために、前日に一度準備しておくと安心です。

衣装を一度着てみる

可能であれば、前日に一度衣装を着せてみてください。

歩きにくくないか。

腕が動かしにくくないか。

首元がきつくないか。

飾りが取れそうになっていないか。

を確認できます。

「着てみたら思ったより長かった」ということもあります。

当日初めて着せるより、事前に一度試しておくと安心です。

園からのお知らせをもう一度読む

「仮装して登園」と思っていたら、実は「衣装を袋に入れて持参」だったということもあります。

前日の夜に、園からのお知らせをもう一度確認しておきましょう。

集合時間や持ち物に変更がないかも見ておくと安心です。

子どもにも翌日の予定を簡単に伝える

「明日は保育園でハロウィンするんだって」

「このお洋服持って行こうね」

と簡単に話しておくと、子どもも心の準備ができます。

ただし、楽しみにさせようとして何度も話す必要はありません。

普段の会話の中で自然に伝えるくらいで十分です。

当日の朝に嫌がったらどうする?

前日まで楽しみにしていたのに、朝になると衣装を嫌がる。

そんなこともあります。

子どもは、その日の気分や眠さ、周囲の雰囲気によって気持ちが変わります。

「昨日は着るって言ったでしょ」

と無理に着せるより、

「じゃあ袋に入れて持って行こうか」

と選択肢を残しておくとよいでしょう。

園で友だちが仮装しているのを見て、自分から着たくなることもあります。

反対に、最後まで着たくないこともあります。

ハロウィン会の目的は、衣装をきちんと着ることではありません。

子どもがその子なりに行事を楽しめれば、それで十分だと思います。

保護者も仮装した方がいい?

保護者参加型のハロウィン会でない限り、通常は保護者まで仮装する必要はありません。

送迎時にほかの保護者が仮装しているのを見て、

「私も何かした方がいいのかな」

と思うかもしれませんが、園から案内がなければ普段通りで大丈夫です。

保護者参加の行事の場合は、園のお知らせに服装や参加方法が書かれていることが多いので、それに合わせましょう。

保育士から見ると、ハロウィンは「いつもと違う」を楽しむ行事です

ハロウィンの日、子どもたちはいつもと少し違う保育園の雰囲気を楽しみます。

飾りを見て喜ぶ子。

先生の仮装にびっくりする子。

友だちの衣装をじっと見る子。

自分の衣装がうれしくて、何度も先生に見せに来る子。

反応はさまざまです。

一方で、大きな飾りや仮装した先生を怖がる子もいます。

それも自然な反応です。

保育士も、全員が同じように楽しむことを求めているわけではありません。

少し離れたところから見ているだけでもいい。

帽子だけかぶってみてもいい。

途中で衣装を脱いでもいい。

その子なりの楽しみ方を大切にしています。

以前の記事では、保育園のハロウィンがどのように変わってきたのか、子どもたちの姿や行事としての意味について詳しくお伝えしています。

保育園の玄関前でハロウィンの飾りを楽しむ園児たち。オレンジ色の装飾と笑顔があふれる秋の日の風景。 ハロウィンっていつから?保育園で感じる“時代の変化”と子どもたちの笑顔

今回の記事と合わせて読むと、保育園でハロウィンを楽しむ様子がより分かりやすいと思います。

保育園のハロウィン会をそれぞれのスタイルで楽しむ子どもたち

まとめ|保育園のハロウィンは「園のルール」と「子どもの気持ち」を大切に

保育園のハロウィン準備で一番大切なのは、豪華な仮装を用意することではありません。

まずは園からのお知らせを確認し、必要なものだけを準備しましょう。

衣装を用意する場合は、動きやすく安全なものを選び、名前も忘れずにつけておくと安心です。

お菓子についても、園から案内がなければ家庭から持参する必要はありません。

そして、子どもが仮装を嫌がったとしても大丈夫です。

帽子だけ。

マントだけ。

普段着のまま。

それぞれの子どもに、それぞれの楽しみ方があります。

ハロウィンは一年に一度の楽しい行事。

準備を頑張りすぎず、子どもが「楽しかった」と感じられる一日になれば、それが一番ではないでしょうか。

・・・今日も一日ちはるびより