保育園の芋掘りは何を着る?子ども・ママの服装と持ち物、汚れ対策

秋の畑で保育園の芋掘りを楽しむ幼児と保護者

秋になると、保育園の行事で楽しみにしている子も多い「芋掘り」。

土の中から大きなお芋が出てくると、

「先生、見て!」

「こんなに大きいの取れたよ!」

とうれしそうな声が聞こえてきます。

一方、園から「芋掘りをします」というお知らせをもらった保護者の方は、

「どんな服を着せればいいの?」

「長靴とスニーカー、どちらがいい?」

「軍手は必要?」

「親子で参加するけれど、ママは何を着ればいい?」

と迷うこともありますよね。

芋掘りの日の服装で大切なのは、おしゃれさよりも、汚れても困らず、動きやすく、土や草から肌を守れることです。

そして、園によって畑の状態や持ち物の決まりは違います。

この記事では、保育園で子どもたちと過ごしてきた保育士の視点から、芋掘りの日の子どもの服装、親子行事に参加するママの服装、持ち物、帰宅後までラクになる汚れ対策を分かりやすく紹介します。

芋掘りに出かける前に動きやすい服装を確認する幼児と保護者

保育園の芋掘りは「汚れてもいい・動きやすい・肌を守れる服」が基本

芋掘りでは、想像している以上に土に触れます。

しゃがんで土を掘ったり、つるを引っ張ったり、掘ったお芋を抱えたり。

子どもは夢中になると、膝をついたり、お尻を地面につけたりすることもあります。

ですから、

「できるだけ汚さないようにしよう」

と考えるよりも、

「今日は汚れていい日」

と考えて準備した方が、親子ともに気持ちが楽です。

まず園からのお知らせを確認しましょう

服装や持ち物を用意する前に、最初に確認してほしいのが園からのお知らせです。

同じ芋掘りでも、園によって実施方法は違います。

園から畑まで歩いて行く場合もあれば、バスで農園へ行く場合もあります。

子どもだけで参加することもあれば、保護者参加の親子行事として行う園もあります。

軍手やスコップを園で準備してくれる場合もあります。

そのため、インターネットで「芋掘りにはこれが必要」と書かれていても、園から指定されていないものをすべて持たせる必要はありません。

まずは、

園から指定された服装と持ち物を基本にする

ことが一番です。

子どもの芋掘りの服装はどうする?

芋掘りの日の子どもの服装は、普段の園生活より少しだけ「土の中で活動すること」を意識して選びます。

長袖・長ズボンが基本

芋掘りでは、土だけではなく草や小さな虫に触れることもあります。

そのため、薄手の長袖と長ズボンなら、腕や足を守りやすくなります。

ただし、秋でも日中は暑くなる日があります。

厚手のトレーナーなどではなく、その日の気温に合わせて動きやすいものを選んでください。

大切なのは、

「汚れても困らない服」

であること。

お気に入りの服や、落ちにくい泥汚れがつくと困る服は避けた方が安心です。

白や淡い色の服は土汚れが目立ちやすいので、普段着の中から気兼ねなく洗えるものを選ぶとよいでしょう。

ズボンはしゃがみやすいものを

芋掘りでは何度もしゃがみます。

伸びにくいジーンズや、裾が広がったズボンより、体を動かしやすいパンツがおすすめです。

子どもが自分で立ったり座ったりしやすいことも大切です。

芋を見つけると、子どもは夢中になって土を掘ります。

服の動きにくさを気にせず遊べる方が、芋掘りそのものを楽しめます。

帽子も忘れずに

秋でも日差しの強い日があります。

保育園で普段使っているカラー帽子をかぶる場合も多いと思います。

園から指定がある場合は、その帽子を準備しておきましょう。

保育園の芋掘りで土を掘る幼児たち

芋掘りの靴は長靴?スニーカー?

ラッコキーワードでも「芋掘り 長靴 ママ」「芋掘り 長靴 子供」「芋掘り スニーカー」といった検索が見られます。

それだけ、足元で迷う方が多いということですね。

結論からいうと、必ず長靴でなければならないわけではありません。

土が乾いていればスニーカーでも大丈夫なことがあります

晴天が続き、畑の土が乾いていれば、汚れてもよいスニーカーの方が子どもが歩きやすいこともあります。

園から畑まで長い距離を歩く場合も、普段履き慣れた靴の方が安心です。

ただし、土は靴の中にも入りやすいので、汚れてもよい靴を選びましょう。

雨のあとやぬかるみがあるなら長靴が便利

前日に雨が降った場合などは、畑がぬかるんでいることがあります。

そんな日は長靴の方が泥汚れを気にせず動きやすいでしょう。

ただ、小さな子どもの場合、大きすぎる長靴は歩きにくくなります。

普段から履き慣れている、足に合ったものが安心です。

最終的には園からの指定を優先してください。

軍手は必要?小さな子どもは素手でもいい?

「芋掘りといえば軍手」と思う方も多いでしょう。

軍手は手を土や小石から守ってくれます。

ただ、1歳や2歳くらいの小さな子どもでは、大人用の軍手だと指先が余ってしまい、かえって土をつかみにくくなることがあります。

園によっては、小さい子は素手で土の感触を楽しむこともあります。

軍手を準備するよう指定されている場合は、できるだけ子どもの手に合うサイズを選んであげてください。

滑り止め付きのものもありますが、

「滑り止め付きでなければだめ」

ということではありません。

こちらも園の指示を確認しておくと安心です。

親子芋掘りでママは何を着る?

親子参加の芋掘りでは、子どもの服装と同じくらい悩むのがママの服装です。

「動きやすい方がいいのは分かるけれど、ジャージで行くほどでもないかな」

「ほかのママはどんな格好をするのかな」

と気になりますよね。

でも、難しく考えなくて大丈夫です。

ママも「しゃがめる服装」が一番

芋掘りでは、子どもの隣にしゃがんだり、掘るのを手伝ったりします。

ですから、

細身すぎて膝が曲げにくいパンツ。

裾が地面につきやすいワイドパンツ。

長いスカート。

汚したくない服。

などは避けた方が動きやすいでしょう。

洗いやすいトップスに、ストレッチのきいたパンツなどで十分です。

「芋掘り用の特別な服」を買う必要はありません。

ママの靴も汚れていいものを

ママの場合も、晴れて土が乾いていればスニーカー、ぬかるんでいれば長靴が使いやすいでしょう。

大切なのは、

帰宅後に泥がついていても慌てない靴を選んでおくこと

です。

お気に入りの白いスニーカーで参加すると、子どもが楽しんでいる横で靴の汚れが気になってしまうかもしれません。

今日は汚れていい靴。

そう決めて参加すると、親も子どもと一緒に楽しみやすくなります。

アクセサリーや大きなバッグは控えめに

畑では何度もしゃがんだり立ったりします。

長いネックレスや揺れるアクセサリーは邪魔になることがあります。

バッグも、必要なら両手を使いやすいものが便利です。

園で荷物置き場が用意されていることもありますので、必要以上に大きなバッグを持って行かなくてもよいでしょう。

芋掘りの日にあると安心な持ち物

園から指定されたものを最優先にしたうえで、親子芋掘りなら次のようなものがあると便利です。

  • 帽子
  • 軍手または園指定の手袋
  • 汚れてもよい靴・長靴
  • 着替え
  • 替えの靴下
  • タオル
  • 汚れた服を入れる袋
  • 靴を入れる大きめの袋
  • 水筒
  • 芋を持ち帰る袋(園から指定がある場合)

スコップやシャベルは、園や農園で用意されていることがあります。

自己判断で持たせるより、事前に確認してください。

また、虫よけなどについても園ごとに扱いが違うため、必要な場合は先生へ確認しておくと安心です。

芋掘りの汚れ対策は「汚れる前の準備」がポイント

芋掘りでは、服についた土を完全に防ぐことは難しいものです。

だからこそ、汚れない方法を探すより、

汚れても帰りに困らない準備

をしておくと楽になります。

着替えは一式あると安心

服だけではなく、靴下まで土が入ることがあります。

特に小さな子どもは、しゃがんだり座り込んだりするので、思わぬところまで汚れることがあります。

園から着替えの指定がある場合は、それに従ってください。

親子行事なら、子どもの着替えと替えの靴下を用意しておくと帰りが安心です。

汚れ物用の袋を分けておく

泥のついた服と、収穫したお芋を同じ袋へ入れるわけにはいきません。

汚れた服。

汚れた靴。

持ち帰るお芋。

それぞれを分けられるようにしておくと、帰りの荷物整理が楽になります。

家にあるレジ袋や大きめのビニール袋でも十分です。

袋にも名前を書いておくと、園でほかの家庭のものと混ざりにくくなります。

靴カバーは必須ではありません

検索すると「芋掘り 靴カバー 100均」といった情報も出てきます。

確かに靴の汚れを防ぐ方法の一つですが、小さな子どもが畑で使う場合は、破れたり、歩きにくくなったりすることも考えられます。

保育園の芋掘りでは、無理に汚れを防ぐより、最初から汚れてよい靴を履く方がシンプルです。

園から特別な指定がある場合は、その方法に合わせてください。

芋掘りに持っていく着替えや軍手などを準備する様子

1歳・2歳・3歳では芋掘りの楽しみ方も違います

小さな子どもたちにとって、芋掘りは「たくさん掘ること」が目的ではありません。

土に触れたり、お芋を見つけたり、大人と一緒に自然を楽しんだりすることそのものが大切な経験になります。

1歳ごろは土に触れるだけでも十分

1歳くらいの子は、畑に座って土を触っただけでも大きな体験です。

土を触るのが嫌で、なかなか手を出さない子もいます。

そんなとき、

「みんな掘っているからやってみよう」

と無理に参加させなくても大丈夫です。

先生が掘ったお芋を見たり、触ったりするだけでも、その子なりの芋掘りです。

服装も、特別なものより、いつものように動きやすく、汚れてよい服を選んであげてください。

2歳ごろは「自分で!」が出てくることも

2歳くらいになると、自分で土を掘ってみたい気持ちが強くなる子もいます。

先生が手伝おうとすると、

「自分で!」

と言うこともあるでしょう。

夢中になれば、膝も袖も土だらけです。

でも、そんな姿も芋掘りならでは。

汚れることを前提にした服装なら、大人も「好きなだけやっておいで」と見守りやすくなります。

3歳ごろは「どこにあるかな?」を楽しめるように

3歳くらいになると、

「この下かな?」

「大きいのあるかな?」

と考えながら掘る姿も増えてきます。

友だちと一緒につるを引っ張ったり、出てきたお芋の大きさを比べたり。

自然の中で、たくさんの発見があります。

服が少しくらい汚れても気にせず、思い切り体験できるよう準備してあげたいですね。

芋掘りは子どもの「なんだろう?」がたくさん生まれる行事

土の上からは見えなかったお芋が、掘っていくと突然姿を現します。

「どうして土の中にあるの?」

「こんなに長いつるなの?」

「小さいお芋もある!」

子どもたちにとっては、不思議なことがいっぱいです。

保育園で芋掘りをすると、ただお芋を持ち帰るだけではありません。

土の感触。

植物のにおい。

つるを引っ張る力。

お芋が出てきたときの驚き。

友だちや先生と一緒に喜ぶ経験。

五感を使って自然に触れられる時間です。

保育士として見ていても、教室では見られない表情に出会うことがあります。

土を触るのが苦手だった子が、友だちが楽しそうに掘る姿を見て、そっと手を伸ばすこともあります。

大きなお芋を抱えて、

「ママに見せる!」

とうれしそうに話す子もいます。

そんな経験も、秋の行事の大切な思い出になっていきます。

前日にしておくと朝がラクになる準備

芋掘り当日の朝は、いつもの登園準備に加えて荷物が増えることがあります。

前日のうちに、園からのお知らせをもう一度確認しておきましょう。

着ていく服を決めておく。

長靴やスニーカーを玄関に出しておく。

軍手やタオルに名前があるか確認する。

着替えを袋にまとめる。

汚れ物用の袋を入れておく。

ここまで準備しておけば、朝になって

「軍手がない!」

「替えの靴下を忘れた!」

と慌てにくくなります。

子どもにも、

「明日はお芋掘りだね」

「土の中からどんなお芋が出てくるかな」

と話しておくと、楽しみな気持ちで登園できるかもしれません。

ただし、初めての場所や行事が少し苦手な子もいます。

「ちゃんと掘らなきゃだめだよ」

ではなく、

「先生やお友だちと楽しんできてね」

くらいの気持ちで送り出してあげたいですね。

芋掘りを終えて収穫したさつまいもを持つ親子

まとめ|芋掘りの日は汚れることも思い出のひとつ

保育園の芋掘りの日の服装で大切なのは、

汚れてもいい・動きやすい・肌を守れる

という3つです。

子どもは土を前にすると、大人が思っている以上に夢中になります。

膝をついたり、手を土の中へ入れたり、お芋を抱えたり。

せっかくの芋掘りですから、

「服が汚れないかな」

と気にするより、

「今日は思い切り汚れておいで」

と言える準備をしてあげたいですね。

親子参加なら、ママも動きやすく、汚れても困らない服と靴で十分です。

高価なアウトドアウェアを用意する必要はありません。

そして何より、園からのお知らせを基本にしてください。

大きなお芋が出てきたこと。

なかなか抜けなくてみんなで引っ張ったこと。

手が土だらけになったこと。

帰ってきた子どもが、

「こんなの掘ったよ!」

とうれしそうに見せてくれること。

服についた泥まで含めて、いつか秋の楽しい思い出になるのではないでしょうか。

・・・今日も一日ちはるびより