目次
保育園の見学をする前にまず準備する大切なこととは?
まず、子供の顔を見ながら、子供のことを考えて、なぜ保育園に入れるのか、どういう保育園を希望するのか、「希望する目標」をはっきりと決めることをおすすめします。
なんのために仕事をするのか、小さい子供をなぜ保育園に入れるのか、今の家庭環境はどうか、子供の将来のために保育園に何を期待するのか、人前で、しっかりと主張できるくらいの強い意志が感じられるようにすることが大切です。入学試験、就職試験で面接を受ける感じです。これをすることの隠れたメリットは、後ほどお知らせします。しっかりと子供の将来を見据えて、考えることで、なにか、思うようにいかない時にも、道筋を見誤らずがんばっていけるだろうと思います。
保育園の情報を集めましょう。
保育園の情報は市町村の保育担当窓口から資料を取り寄せてください。保育所の一覧等は役所のウェブサイトでも公開されているのでいつでも探すことができます。
その中から自分が考える条件に合う保育園をいくつかリストアップしましょう。
現在、保育園の利用者の80%以上が認可保育園となっており、待機児童が多くて問題になっているようにどうしても希望者が多く、入所できるかどうかはわかりません。希望者が定員より多い場合は選考により決まります。ということは、仮に希望どおりの保育園が見つかったとしても、入園できるかどうかわからないということです。
ですが、「絶対この保育園に入れるんだ」という強い気持ちを持って、のぞめばきっと、良い結果が期待できるかもしれません。まずは利用できる保育園の候補をあげましょう。
条件にあう保育園をリストアップしましょう。
手に入れた資料の中から、条件に合う保育園を選ぶわけですが、その時考慮する条件とは次のようなものがあります。ここでは、保育園の書類審査的なことなので、保育園の地理的条件、方針、規模、保育時間などが考慮の中心になると思います。
- 家と保育園の距離
- 交通機関の利用
- 入所できる月齢
- 保育時間、延長保育の時間
- 保育園の保育方針
- 建物、設備、園庭、周囲の環境
- ママ友、近所の評判、口コミ
保育園を選ぶために、見学はどんな手順で行えばいいの?
保育園をリストアップする条件、チェックポイントとして、いくつかあげましたが、このうち、重要だと思われる多くのことは、実際に保育園に足を運んで、見学することで、思った通りかどうか確認できますし、いくつか見て回ると、園による違いがはっきりわかるようになります。外から見ていても、わからないことが、実際に見学すると、よくわかることが結構あります。子供たちの生活の場ですので、しっかり見学して、よりよい保育園を見つけてください。
それでは、保育園を見学する時の注意するポイントをあげていきますね。
保育園に見学の申し込みの電話をしましょう。
保育園の第一印象はどうでしょうか。こころよく見学をさせてもらえましたか。ここの第一印象、結構大事です。見学の日時など、ある程度希望が聞いてもらえるなら、チェックしたいことが、うまく確認できる時間帯を希望すると良いでしょう。
何かの行事の時なら、保育園と、子供たちとの関係もよくわかるでしょうし、お昼寝時間中なら、保育士の先生とお話もできるでしょう。また、保育園の保育方針などを特に聞きたい場合は園長先生に会えるようお願いすることです。
一度で時間的にむずかしいなら、もう1回時間帯を変えて、見学を再度お願いすることもいいかと思います。ここだけの話ですが、見学でいかに園長先生に印象づけることができるかで、後々希望の保育園に入所できるかどうかが決まることがあるんですよ。
おすすめは、数カ所見学の予定があれば、一通り、全部まわって、それぞれの違いをわかった上で、確認したいということで、本命の保育園に再度見学のお願いをするというパターンが良いかと思います。
保育園の見学のときに確認するべきチェックポイントは?
見学の時間も限られますし、資料や、電話ではわからないところを確認することがポイントです。あまり、むずかしく考えないで、建物、保育室の雰囲気、保育士や子供たちの様子が、我が子に合っているか、実際に子供を連れて行って、自分が望んでいるものか、五感で、感じてください。最初のお話しした、求めるものがはっきりしていると、求めているものなのかどうか結構わかるものです。
建物、保育室、園庭、周囲の環境
認可保育園であれば、建物、設備、園庭などは、基準があり、一応必要最小限は基準を満たしています。
一般的ですが、日当たりが良くて、風通しも良く、衛生的に管理されていることを確認するには、トイレやシャワー室もみたいですね。
園庭への出入り口や、玄関は、部外者が入りにくく、園児たちは出られないように措置されていれば安心です。
園の保育の方針
案内係が園長先生だったら、いろいろ話をしてみると、人間性や、どんな考え方で、保育園をやっているかがわかります。保育の方針を、子供にとって必要だということを専門的な見地から説明できるようなら、しっかりした考え方を持っていると考えられます。
案内係が園長先生でなければ、「園長先生はどんな方ですか?」と尋ねてみるのもいいと思います。
最近は、園全体で、運動に力を入れているところや、特別な考え方の教育方針を示しているところもありますが、その環境が子供に合えばいいですが、全体一斉に行うことは個人的にはどうかと思います。ただ、オプションで、体操教室があったり、習字をしたり、英語教室があったりと、小さいときにいろいろな体験できる機会があれば、隠れた才能や、興味を引き出せる可能性があると思います。
保育時間、延長保育の時間
通常の保育時間は勤務時間+通勤時間で送り迎え可能かどうか、通常の勤務時間でお迎えが間に合わなければ、延長保育か、お迎えを誰かに頼むということになります。
保育士の様子
直接子供たちに接するのは、保育士ですので、やはり、重要チェックです。子供たちに対することば使いは優しく、ていねいか、笑顔で対応しているか確認です。
だいたい、見学の方が来られると、元気に挨拶、笑顔で・・・と園からいわれていますので、表情や、子供への接し方に、何か不自然さがないかも気をつけて見てください。
子供たちの様子
明るくいきいきとしているか。がポイントです。子供は嘘がつけませんので、良い環境かどうか、一番よくわかります。子供って、興味があるものを見るときの目の輝き、わかりますね。子供たちが自発的に遊び回る姿を見ると、嬉しくなります。
保護者会や保護者参加の行事
平日だと仕事に影響しますので、どのくらいの頻度でどんなものがあり、平日かどうか参加は必須かも確認しておきましょう。
保育園の見学を行ったあと、希望の園に確実に入るためにすることは?
「絶対入る!」という強い意思表示をアピールする
いくつかの保育園を見学して回って、それぞれの保育園の内容、雰囲気などだいたいわかったと思います。そこで、保育園の地理的条件などと総合的に判断して、入所希望の保育園を決めて申込書を出すことになります。
ここで、どこにするか決めかねているなら、子供の将来を思い、最初に考えた目標を重視し、見学の結果を思い出してください。あとはあなたの五感を信じて自信を持って、決めてください。
ただ、認可保育園の場合は希望の保育園に入れるかどうかはわかりません。「人事を尽くして天命を待つ」ことになりますが、ここで、最初に言ってた「絶対、この保育園にはいる!」という意志の強さが多少なりとも影響することもあるということです。
役所による審査の基準による指数により決まるわけですが、同点の場合は総合的判断ということになります。決めるのは人間が決めること。そして、相対的なものであり、その強い思いがどこかで伝わることで良い結果が出ることもあるわけです。
保育園の入所申し込みの際、「入所希望理由」には、しっかり、どうしても入所しなければならない理由を記入してください。市町村の保育担当窓口でも、熱心に質問してください。何回も問い合わせてください。そして、書類の提出の時、見学の時、その強い気持ちが伝わっていれば、何かが起きることもあるようです。
私の実際の体験
自宅の近くの保育園に四か所見学に行きました。その中で一番好感を持てた保育園は、最も近くで、園長先生の人柄、保育方針で決めました。近くに大学の留学生が多く、中国、韓国、香港、インド、アフリカいろいろな国の子供たちがいて、保護者参加の行事でも国際色豊かな交流の場にするという特徴がありました。
3歳以上になると、繰り上がりがあり、なかなか空きがないので、1歳の4月から預けることにしました。見学は2回行き、園長先生とも雑談を含め、いろいろお話ししてきました。申込書には第3希望まで、理由を含めて記入できるようになってましたが、第1希望の欄のみぎっしり書いて出しました。これが、決め手かどうかわかりませんが、おかげさまで、第1希望の保育園に無事入れることができましたよ。
第1希望の欄のみ記入することは、あまりオススメはできません。私の場合はたまたま通ったと思った方が良いと思います。
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まとめ
保育園の見学をする前にまず準備する大切なこととは?
なぜ保育園に入れるのか、どんな保育園を希望するのか、「希望する目標」をはっきりと決めること。
保育園の情報を集めましょう
保育園の情報は市町村の保育担当窓口から資料を取り寄せてください。
条件にあう保育園をリストアップしましょう
考慮する条件
- 家と保育園の距離
- 交通機関の利用
- 入所できる月齢
- 保育時間、延長保育の時間
- 保育園の保育方針
- 建物、設備、園庭、周囲の環境
保育園を選ぶために、見学はどんな手順で行えばいいの?
保育園に見学の申し込みの電話をしましょう。
見学時間等は知りたいことが確認できる時間帯を希望してください。
数カ所見学の場合、一通り、全部まわって、再度本命の保育園を見学する。
保育園の見学のときに確認するべきチェックポイントは?
書類やインターネット等では、わからないところを見学で確認します。
むずかしく考えないで、雰囲気を感じるように。
- 建物、保育室、園庭、周囲の環境
- 園の保育の方針
- 保育時間、延長保育の時間
- 保育士の様子
- 子供たちの様子
- 保護者会や保護者参加の行事
保育園の見学を行ったあと、希望の園に確実に入るためにすることは?
見学の結果、良いと思われたところを自信を持って決めてください。
申込書の希望理由も、しっかり書きましょう。
後は「人事を尽くして天命を待つ」
・・・今日も一日ちはるびより